地盤補強工事 |
地盤補強工事を行いました。
この物件は地盤沈下が原因で建物が傾いてしまった為に、
基礎下から建築物を持ち上げて水平に戻す工事を施す必要がありました。
地盤沈下が起きた原因として考えられたのは、家が建つ以前にここが沼地であったこと、
そして、お風呂の排水が何らかの原因で漏れ、長年に渡り地盤に浸み込んでいたことです。
こういった分析結果により、今回の地盤補強工事として採用したのが
『薬液注入工法』 です。
この工法は、普通ポルトランドセメント、土質安定剤、水をミキサーで混練した液と珪酸ソーダ(水ガラス)の2液を別々の管からポンプで圧送し、地盤に差し込んだ注入パイプの先端で混ざり1液となった薬液を地盤に注入し対象地盤中の間隙を充填する工事で、地盤の支持力増強や湧水、漏水の防止等に優れた効果を発揮します。
今回は地面深さ3mのところから、1mおきに計3回に分けて薬液を注入しました。
地盤が上がり過ぎないように、慎重に高さを確認しながら工事を進めました。
その結果、最大で7cm傾いていた家が、ぼぼ真っ直ぐに修正できました。建物が真っ直ぐに直ったことにより、閉まりにくかった建具が力を入れずに閉まるようになりました。
基礎にはアンカーボルトを取り付け、壁には構造用合板を張り、柱は金物で補強を行いました。ようやくこれで耐震補強が完了です。
既存建物を耐震補強するのは、このようにかなりの手間がかかります。
地盤を含め建物全体のバランスを考慮して、耐震工事を行わないと意味がない場合が多くあります。目先の耐震工事で、建物のバランスが崩れ反対に危なくなる場合もあります。
まずはしっかりとした建物調査を行うことが大事です。
行政の方も補助金制度を設けているので、ご心配のある方は早い目にお考えになることをお勧めします。
ご相談はお気軽に!
でも写真の男性は僕じゃないので。。
aiai コニシ
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この物件は地盤沈下が原因で建物が傾いてしまった為に、
基礎下から建築物を持ち上げて水平に戻す工事を施す必要がありました。
地盤沈下が起きた原因として考えられたのは、家が建つ以前にここが沼地であったこと、
そして、お風呂の排水が何らかの原因で漏れ、長年に渡り地盤に浸み込んでいたことです。
こういった分析結果により、今回の地盤補強工事として採用したのが
『薬液注入工法』 です。
この工法は、普通ポルトランドセメント、土質安定剤、水をミキサーで混練した液と珪酸ソーダ(水ガラス)の2液を別々の管からポンプで圧送し、地盤に差し込んだ注入パイプの先端で混ざり1液となった薬液を地盤に注入し対象地盤中の間隙を充填する工事で、地盤の支持力増強や湧水、漏水の防止等に優れた効果を発揮します。
今回は地面深さ3mのところから、1mおきに計3回に分けて薬液を注入しました。
地盤が上がり過ぎないように、慎重に高さを確認しながら工事を進めました。
その結果、最大で7cm傾いていた家が、ぼぼ真っ直ぐに修正できました。建物が真っ直ぐに直ったことにより、閉まりにくかった建具が力を入れずに閉まるようになりました。
基礎にはアンカーボルトを取り付け、壁には構造用合板を張り、柱は金物で補強を行いました。ようやくこれで耐震補強が完了です。
既存建物を耐震補強するのは、このようにかなりの手間がかかります。
地盤を含め建物全体のバランスを考慮して、耐震工事を行わないと意味がない場合が多くあります。目先の耐震工事で、建物のバランスが崩れ反対に危なくなる場合もあります。
まずはしっかりとした建物調査を行うことが大事です。
行政の方も補助金制度を設けているので、ご心配のある方は早い目にお考えになることをお勧めします。
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by aiai_corp
| 2009-08-31 22:19
| 工事中日記